cf8129c8.jpg著者:隆慶一郎
10年位前だろうか、池波正太郎や司馬遼太郎も読み尽くし、内田康夫さんのサスペンスにハマリまくっていた頃。岡山で弟から「兄ちゃん隆さんの小説は凄いぞ〜」って教えられ。俺より数倍賢い弟の言うことだ、間違い無いと疑いもなく岡山の駅ビル書店で文庫本を買って、新幹線に乗って一気読みした思い出がある。
時代小説なんて古臭いなんて言ってる人に絶対おすすめなのがこれだぁ!学校で習った日本史と違う新しい史観が展開されているぜ。ハードボイルド好きや冒険小説ファンならこれもきっとハマルと思うよ…隆ワールド。最盛期を迎える前に亡くなられ、その死が惜しまれてならない作家なんだよね。
ちなみに、題名に「吉原」とついているけど、エッチな内容はないよ〜。女性でも電車で読める内容。峰 隆一郎という似た名前の時代小説作家がいるので、書店で買う時は間違わないでねん。
宮本武蔵に助けられ育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い「漂白の民」の砦である江戸・吉原に赴く。だが、吉原に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。吉原成立の秘話、徳川家康影武者説をも織り込んで縦横無尽の展開が楽しい。
続編「かくれさと苦界行」も同時購入して、一気に読むべし!